福井県みどりのデータバンク
動物目録(爬虫類)
8
タカチホヘビ
ヘビ目
ヘビ科
Achalinus spinalis
福井県RDBカテゴリー: 要注目
本種の分布地
本州、四国、九州、屋久島、種子島、中国東南部
解説
生息環境を強く選択するらしく希少な蛇だと思われているが、第2回の
調査でも冠山の海抜1160mから大飯町長井地区の八ケ崎の海抜3m
の所からも確認された。どの成体も周囲より乾燥気味なところで発見され
ている。また、小浜湾に浮かぶ蒼島の亜熱 帯性植物のナタオレノキの
倒木の根元で1例発見されたことは、その生息に謎を秘めている。また青
みがかった色彩変異のダ−クブル−の色素異常幼体が武生市葛岡町で
確認されたことは全国でも珍しい。 小さな蛇で、最大の固体でも53cm以
下である。一般的には全身が紫がかった褐色のビ−ズのような真珠光沢
があって、背面中央に細い暗褐色の一本の筋が走る。尾下板(尾の腹板
の鱗)が、日本の他の蛇が対をなして並ぶがこの蛇は一列であるのが特
徴である。地面によく潜り、主にミミズを食べている。産卵数は2〜3個で
ある。
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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)
出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課)