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●種の特性
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最大の個体でも50cm 以下の細身のヘビ.全身が真珠光沢のある紫がかった黄褐色で,背中線上を細い黒色縦条が頸部から尾端まで走り,腹面は黄色で無斑.尾下板は一列が種の特徴.無毒ヘビ.
夜行性で半地中性であるため,人目に触れる機会が少ない.ミミズ等を捕食し落葉や地中に潜る.乾燥に弱い.
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●生息状況
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本州から四国,九州,中国東南部にまで分布.県内では過去に平野部から山地まで確認されていたが,今では平野部ではほとんど確認されていない.
生息環境を強く選択するヘビらしく,足羽山と小浜の蒼島など乾燥ぎみな所で局所的に生息が確認されている.
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●存続を脅かす要因
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圃場整備,道路整備等による生息環境の改変が主な要因である.
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●参考文献
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松井孝爾.1985 .日本の両生類・爬虫類.158pp .小学館.
福井県.1998 .福井県の両生類・爬虫類・陸産貝類目録.141pp .福井県.
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