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名 称 |
加戸の大堤 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
鳥獣の重要な生息地 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
三国町:(615) | ||
選定理由 |
渡り鳥の渡来地または中継地 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) 鳥獣保護法:鳥獣保護区特別保護地区 | ||
解 説 |
本池は,通称「鴨池」として知られており,加越台地と福井平野の境に半人工的に造られたものである.また,北半分を雑木林に囲まれた最深0.65m ,広さ9haほどの小さな池である.ここには,その名前の通り,冬期に多くのカモ類が集まってくる.一時期,人為的に給餌が行なわれていたことがあり,そのためか,カモ類の警戒心が薄く,また,交通量の多い道路や遊園地の駐車場と隣接しているにも関わらず,1991 年から1998 年の「ガンカモ科鳥類生息調査」によると,2,000 〜4,000 羽のカモ類が安定して越冬している. | ||
保護の現状 と留意点 | 現在,本池およびその周辺では,「鳥獣保護法」により狩猟が規制され,また,池自体は鳥獣保護区特別保護地区に指定されている.本池は,国道沿いにあり,また,多くの鳥類が集まることから,探鳥地として多くの市民に親しまれている.しかし,周辺の開発などにより,池そのものが喪失するおそれや背後の雑木林が減少することも考えられ,恒久的な保護策が望まれる. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |