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名 称 |
ヒメクロウミツバメ | ||
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学 名 |
Oceanodroma monorhis | ||
分 類 1 |
鳥類 | ||
分 類 2 |
ミズナギドリ目ウミツバメ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
特定せず | ||
選定理由 |
保護上重要な種・亜種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの)
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解 説 |
主に日本と朝鮮半島の小島で繁殖し,インド洋から紅海にまで渡って越冬する.日本では,青森県,岩手県,東京都,京都府,島根県および福岡県の離れ小島 で繁殖していることが確認されている.本県では,1994 年7 月21 日に敦賀市の神明町に落ちて保護された1羽の記録があるだけである | ||
保護の現状 と留意点 |
現在,「鳥獣保護法」により本種の捕獲,飼養,譲 渡などが規制されている. 隣県の京都府沓島で繁殖しているので,本県の海上にも生息していると考えられるが,生態的な情報の少ない種であり,詳細な調査が必要である.世界的にも繁殖地が限られかつ減少しており,絶滅が危惧されている.また,海洋環境の悪化などによって個体数が減少している可能性があり,化学汚染や油汚染などの事故は致命的である.生体で保護された個体は,治療・リハビリを施し1 羽でも野生復帰させてやる努力が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) 出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課発行) |