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名 称 |
シロハラミズナギドリ | ||
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学 名 |
Pterodroma hypoleuca | ||
分 類 1 |
鳥類 | ||
分 類 2 |
ミズナギドリ目ミズナギドリ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
特定せず | ||
選定理由 |
保護上重要な種・亜種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの)
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解 説 |
世界的に繁殖地が限られており,日本の小笠原諸島や硫黄島が知られているだけである.繁殖期以外は,太平洋西部に広く分布していると言われているが,その分布や生態など,詳しいことはわかっていない.日本の内陸では,台風や暴風によって運ばれて記録されることがほとんどである.本県でも,1959 年9 月17 日(福井市),1979 年8 月20 日(福井市),1993 年11 月15 日(敦賀市),1994 年10 月1 日(福井市)に,台風の通過後,死亡または飛べなくなっているところが記録されている. | ||
保護の現状 と留意点 | 現在,「鳥獣保護法」により本種の捕獲,飼養,譲渡などが規制されている.主に太平洋側に分布するので,本県の海上にはほとんどいないと考えられるが,生態的な情報の少ない種であるので,詳細な調査が必要である.世界的にも数の少ない種である.現在も海洋環境の悪化などによって個体数が減少している可能性があり,化学汚染や油汚染などの事故は致命的である.生体で保護された個体は,治療・リハビリを施し1 羽でも野生復帰させてやる努力が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |