福井県みどりのデータバンク動物目録(爬虫類)


6  
ニホントカゲトカゲ目トカゲ科

Eumeces latiscutatus


本種の分布地

北海道、本州、四国、九州とその周囲の島々、中之島、中国沿海州

解説

 県内には普通に見られる種で、海岸から市街地、かなり高い山地にわ

たり生息している。日当たりの良いやや乾燥した草地やガレ場、石垣、土

手を好んで住み、カナヘビと混成していることが多い。 曇りや雨の日は

活動せず、活動時の体温が35℃と高く、適当な温度の場所を選んで移

動しているので、森の中のパッチ状の日溜りでも確認することも多い。全

長20〜25cm、尾は全長の2/3弱で、自切のため完全なものは少ない。

幼体は青い尾と背中の五本の金色の筋が特徴的であるが、雄で2冬、雌

で3冬で成体になり茶褐色になる。4月から5月に交尾し5〜16産卵する

。卵は鶏卵型で雌が世話する。

6 / 21 ページ



出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)