| 北海道、本州、四国、九州、国後島、伊豆大島、隠岐島、壱岐島、五島、屋久 |
| 県内の低い山地には少なく、かなり高い山地に密度高く生息する。全長 |
| 1m内外の中型蛇で、背面が暗褐色で、小斑点を散在するため、落葉が |
| 保護色になりなかなか発見することが難しい。腹面はクリ−ム色の地に、 |
| 角ばった黒班が市松模様に並ぶ。これが他 の種と大きく異なる特徴で |
| ある。南条郡今庄町の高倉峠で採集した幼蛇は成体とは異なり体色が鮮 |
| やかな美しい赤褐色で、頭部に三本の黒い線が逆V字型に並ぶ。 全長8 |
| 0〜120cmで、地潜りの名のごとく、ネズミの穴に潜り込んで、ハタネズミや |
| ヒミズモグラ等の小型動物を捕らえて食べる。5〜6月が交尾期で、雌は7 |
| 2〜11個産卵する。(アカジムグリ) 分布地(北海道、本州山岳地) 福井 |
| 県では、1952年に小浜市田烏で採集された標本(採集者不明)が福井市 |
| 郷土博物館にあるが、背面色彩が赤褐色一色であり、腹面に市松模様 |
| がない。北海道、本州山岳地では幼蛇が発見されているようであるが、成 |
| 蛇が見つかっていない。ジムグリの色彩変化と考えたほうが良いと思われ |
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