福井県レッドデータブック データベース

[先頭ページ] [前のページ] [次のページ]                          [写真を表示]
哺 乳 類
 

 ホンドオコジョ

 

 ネコ目イタチ科

 Mustela erminea nippon Cabrera

 福井県カテゴリー  県域準絶滅危惧
 環境省カテゴリー  準絶滅危惧
 
 
 
  
 ●種の特性
山地帯上部から高山帯に生息する.夏は亜高山帯の岩場で活動するほか,低木の多い森林内でも見られる.
鳥類やその卵雛,ネズミ類,昆虫などの小動物を捕食する.
出産期は春で,樹洞や石のすき間などにつくった巣で子を産む.
 ●生息状況
ユーラシア北部と北アメリカに広く分布するオコジョの日本産亜種である.本州の中部以北に分布し,北海道には別亜種のエゾオコジョが分布する.
本県では,奥越地域の勝山市北谷町でその生息が確認されているだけであり,記録はほとんどない.
 ●存続を脅かす要因
主な生息地である亜高山帯の環境改変が挙げられる.
 ●参考文献
阿部永(監).1994 .日本の哺乳類.195pp .東海大学出版会,東京.
福井県.1998 .福井の鳥とけものたち.222pp .福井県.
福井県.1999 .福井のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.

Copyright(C)2002 福井県自然保護課