| 県下に広く分布し、人家近くの平地から低山地に生息することが多い。体長3〜4c |
| mと小型で、四肢の指に吸盤を持ち、低木や草上に生活する。体色を変えることで |
| もよく知られる。背面は緑色か黄緑色で、基色が灰褐色に変化したときに、暗緑色 |
| か黒褐色の斑紋が明瞭に現れること羽、通常よく見られる現象であるが、斑紋が全 |
| く現れない個体もあるといわれる。腹面は黄白色か白色で、顆粒で一面に覆われる |
| 。シュレーゲルアオガエルと、しばしば混同されやすいが、本種は鼻から鼓膜の後 |
| 方にかけて、常に黒い縦条があることで区別される。繁殖期の雄はのどが黒ずむ。 |
| 5、6月ごろ、水田、池等の浅い止水の水草などにばらばらに産卵する。成体が水 |
| 中にはいるのはこの時期のみである。よく曇天や雨降りの前にかけて、降雨を予告 |
| するかのようにクワ、クワ、クワと大きな声で鳴き、市内の庭でもこの声は聞かれ生 |
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