福井県みどりのデータバンク動物目録(両生類)

サンショウウオ目
1 アベサンショウウオ サンショウウオ科
Hynobius abei
国内希少野生動植物種
環境省RDBカテゴリー: 絶滅危惧TA類(CR)
福井県RDBカテゴリー: 県域絶滅危惧T類  

福井県のすぐれた自然 
        
 全長8〜12cm。背面は暗褐色で腹面は淡褐色で青白色の小点が密布する。尾は
著しく扁平し、卵嚢表面に多数の明瞭な縦すじをもつのが特徴。11月から12月に
かけて積雪の前に、水底の落ち葉の間や泥の中に産卵を行う。 幼生は雪の下で
、孵化し、夏に変態するのが普通だが、一部は幼生のまま越冬し翌年に変態する。
兵庫県の但馬地方、京都府の丹後半島の一部にのみ生息するとされていたが、
1998年、福井県北部の丘陵地帯にも生息することが確認された。分布域が限られ
ている上、低い丘陵地に生息するため、開発等の影響を受けやすい。「種の保存法」
により、捕獲、譲渡等が禁止されている。
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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)
出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課)