福井県みどりのデータバンク すぐれた自然データベース
地形地質
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名   称 高浜町下の化石
学   名
分 類 1 地形地質
分 類 2
位   置
(2kmメッシュ番号)
高浜町:山中(1175)
選定理由 古生物学的に重要な地点
区   分 B(県レベルで重要なもの)
解   説  高浜町山中には新生代新第三紀中新世の内浦層群下(しも)累層の塩汲峠礫岩・砂岩部層上部の岩相が露出している.級化構造をもつ一連の岩相は,下部から上位に向かって,河川成〜上部浅海成への変化を示している.粗粒な砂岩はヤマトビカリヤ(Vicarya japonica )のキャスト(痕跡)を多く含んでいる.その上位の混じり砂岩からはCyclina lunulata Diplodonta ferruginata などの化石を多く産出するほか,サメやエイの化石を産出する.二枚貝化石の多くは生息地にそのまま埋没したものである.
保護の現状
 と留意点
 若狭湾国定公園内.大規模な露頭改変には注意が望まれる.


 (図上のNO.202ポイント)


(C) 福井県自然保護課
出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行)