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名 称 |
高浜町難波江の三畳系化石 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
高浜町:難波江(1159) | ||
選定理由 |
古生物学的に重要な地点 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
大飯郡高浜町難波江(なばえ)の海岸には三畳紀後期の難波江層群上部の頁岩層が分布し,多くの化石が産出する.中でもイタヤガイ科のナバエトサペクテン(Tosapecten nabaensis )は,大きなものでは,10cm を超える大型の貝である.その他,イタヤガイ科のChlamys mojsisovicsi やミノガイ科のLima(Pseudolima )naumanni などの貝化石やSpriferinawakasana などの腕足類などが比較的多く産出する.産出状態を観察すると,ナバエトサペクテンは他の化石とあまり共産せず,単独で産出することが多い.Chlamys ,Lima ,Sprifera などの化石は,片殻で密集して産出することが多い.また,アンモナイトもまれに含まれるが,破片としての産出することが多く,そのため,属種の決まらないものが多い.これらのことから化石を産出する難波江層群の古環境はやや水流のある浅海底と考えられる.日本では三畳紀の浅海成の大型化石を産出する地点は少なく極めて重要な化石産地である. | ||
保護の現状と留意点 |
若狭湾国定公園内にあり現在は露頭のまわりに遊歩道が完備されている.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |