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名 称 |
三方町塩汲坂の海岸露頭 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
若狭町(旧三方町):塩汲坂(987) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
常神半島の付け根にある塩汲坂(しゃくし)の海岸にはよく成層した層状チャートが広く露出する.海岸露頭であるので露出もよい.チャートは白色のものが多いが,赤色,緑色のものも存在する.また,層内褶曲や面なし断層が著しく発達した部分もある.場所によってはチャートの単層にはマイクロスタイロライトが著しく発達する.特にチャートの層内褶曲は見事である.チャートに特徴的な地質構造がよく観察でき,研究,教育には貴重な題材を提供する.塩汲坂地域周辺には広く緑色岩,チャート,砂岩頁岩が分布し,典型的なメランジェ(混在岩)相の産状を示す. | ||
保護の現状 と留意点 |
チャートの素晴らしい層内褶曲が発達している.海岸露頭であり,特別な保護は不要と考えられる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |