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名 称 |
常神の海岸露頭 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
若狭町(旧三方町):常神(1015,1016) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
常神半島の先端に設置された遊歩道に沿ってチャート,緑色岩,スランプ性堆積物の連続露頭が発達している.ほぼ完全露頭であり,常に海水によって洗われているので,新鮮な状態に保たれている.そのため,地層相互の関係もよくわかる.ここでは,チャートと緑色岩との密接な関係が確認される.緑色岩は玄武岩質で,枕状溶岩であったり凝灰岩であったりするが,細かい変形のため,枕状構造は不明確になっている.露頭規模で判断できる小断層もいくつか存在し,教材として大変有効である.遊歩道の入り口近くにはひん岩の岩脈が貫入しており,岩脈と母岩との関係も理解できる.半島先端の御神島は赤色チャートや緑色岩から構成されている.丹波帯の諸岩石が典型的に露出している. | ||
保護の現状 と留意点 |
地層の露出状況が大変よいので,研究教育の題材として現状のまま保存すべきである.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |