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名 称 |
深谷の植物化石 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
福井市:深谷,下市(623,660) | ||
選定理由 |
古生物学的に重要な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
福井市北西部の深谷から下市にかけて分布する国見累層下部には多くの植物葉片化石が含まれている.産出する岩相は薄葉理の砂岩泥岩互層中の泥岩中の場合が多く,植物化石は葉理の方向にほぼ平行な方向に含まれている.産出する化石は産地や層準により偏りがある.化石となった植物の供給地が近くに位置していたらしく,供給地の植生に支配されて,特定の化石種が卓越する.深谷からはメタセコイア(Metasequoia occidentalis ),タイワンフウ(Liquidambar miocenica ),Parrotia pristina など14 種の化石が,下市からはウリノキ(Alangium aequalifolia )など15 種が報告されている.これらの植物化石は台島植物群と呼ばれている温暖植物化石群に対比されるものである. | ||
保護の現状 と留意点 |
研究や教育のため以外にむやみに化石採取をしないよう啓発が必要である.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |