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名 称 |
南条町奥野々の礫岩岩脈 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧南条町):奥野々(719) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
南条町奥野々からホノケ山に向かう林道が開設されている.ホノケ山の山頂に近いところには赤色チャート,頁岩,緑色チャートが露出している.数カ所で,これらの地層に斜交して厚さ20 p程の砕屑性岩脈が発達する.それらはチャートや砂岩の円礫状の細礫や小礫を含む.詳細に観察すると,流紋岩の小礫も含まれる.全く同じ性格を持つ礫岩岩脈がホノケ山南の菅谷からも報告されている(135 ).このような砕屑性岩脈がなぜできるのか,不明な点が多く,今後研究が待たれるが,一つの可能性として,白亜紀後期の流紋岩が噴出したときに,近くの地表にあった小さな割れ目に流紋岩礫を含む礫が落ち込んだとも考えられる. | ||
保護の現状 と留意点 |
林道開設中であるが,露頭が吹き付けにより隠される心配がある.この林道に沿って砂岩,頁岩,チャートが露出し,特に,ホノケ山に近いところでは,露頭状態が大変良いので,吹き付け等はできるだけ避けるなど教育用,研究用に残しておくことが望まれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |