| |||
| |||
名 称 |
今庄町高谷池 | ||
---|---|---|---|
学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧今庄町):高谷池(494) | ||
選定理由 |
地形形成史から見て典型的な地形 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
今庄町の宅良川と広野ダムとの間で広野ダム側の赤谷横の尾根に発達する奇妙な湿地状の池である.周囲長約200m 程である.深さは不明であるが,せいぜい3m というところ.成因的には夜叉ケ池(78 )と同じように,山頂あるいは尾根部の短距離滑落が原因と思われる.現在次第々々に埋積されつつある.この地域は,ジュラ紀の砂岩・頁岩互層が分布し,場所によっては泥岩を挟む.この泥岩には保存の良い放散虫化石が多数含まれ,それらはジュラ紀中期末の年代を示す.この露頭へのアクセスは,広野ダム近所の赤谷から延びている林道を利用するのがよいが,林道入り口でロックアウトされているので,森林組合からキーを借りる必要がある. | ||
保護の現状 と留意点 |
高谷池のすぐ横を通る林道が敷設されているので,それにより池への接近が容易になった.その分,環境汚染も心配である.今のところ,林道入り口が封鎖されているので,一般人が入ることは困難である.今後の開発により,池そのものを人為的に埋積しないことが肝要である.
| ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |