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名 称 |
ニホンモモンガ | ||
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学 名 |
Vespertilio superans | ||
分 類 1 |
哺乳類 | ||
分 類 2 |
げっ歯目リス科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
特定せず | ||
選定理由 |
保護上重要な種・亜種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの)
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解 説 |
日本の本州,四国,九州に分布する固有種である.夜行性で生息の確認が容易でないが,本州では広く生息しているようである.しかし,近年,その生息が確認された四国では,詳しい情報がないことと生息地の減少から注意を要する地域個体群に相当し,また,九州では,生息地が限られていることから保護すべき地域個体群に相当する.本県では,数例の記録しかなく,主に奥越地域の大野市,和泉村で確認されている.さらに,1995 年11 月21 日に鯖江市の上戸口町で繁殖していたことも確認されている.山地帯から亜高山帯の森林に生息する.本県では,標高800 〜1,000m のブナ林での記録が多かったが,標高140m の大木のあるスギの植林地での生息も確認されている.ほとんど樹上で活動し,飛膜を使って木々の間を滑空する. | ||
保護の現状 と留意点 | 現在,「鳥獣保護法」により本種の捕獲,飼養,譲渡などが規制されている.本県においては,生態的な情報の少ない種であるので,分布や繁殖などについて詳細な調査が必要である.現状では,本種の生息環境が減少しているので,自然林の保全が重要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) 出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課発行) |