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名 称 |
ニホンテングコウモリ | ||
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学 名 |
Vespertilio superans | ||
分 類 1 |
哺乳類 | ||
分 類 2 |
翼手目ヒナコウモリ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
特定せず | ||
選定理由 |
保護上重要な種・亜種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの)
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解 説 |
種としては,インド北東部,中国,シベリア東部と日本に分布する.日本では,本亜種が北海道,本州,四国および九州に分布している.しかし,本亜種が確実に観察される場所も,現在,維持されている繁殖集団もわかっていない.隣県の石川県では,1979 年,1980 年に石川郡吉野谷村,尾口村,白峰村での記録がある.本県も分布地のひとつであるが,分布・生息状況の詳しい資料はほとんどない.大木の多い地域では,昼間のねぐらとして樹洞を利用するが,洞穴内でもよく見つかる.しかし,単独でいることが多く,10 頭を超える群れはほとんど見つかっていない.一般に森林内の下層で捕食するらしい. | ||
保護の現状 と留意点 | 現在,「鳥獣保護法」により本亜種の捕獲,飼養,譲渡などが規制されている.本県においては,生態的な情報の少ない種であるので,分布や繁殖などについて詳細な調査が必要である.本来のねぐらである樹洞のある大木の激減がこれ以上進むと,生息域が分断されて種の維持に影響が出る可能性がある.伐採において大木を残す配慮が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) 出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課発行) |