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名 称 |
アカツクシガモ | ||
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学 名 |
Tadorna ferruginea | ||
分 類 1 |
鳥類 | ||
分 類 2 |
カモ目カモ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
特定せず | ||
選定理由 |
保護上重要な種・亜種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの)
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解 説 |
ユーラシア大陸の低・中緯度地方の中央部と地中海地域で繁殖し,エジプトからペルシャ湾,インド,東南アジアなどで越冬する.日本には,冬鳥として,稀に各地へ飛来し,本州中部以南に現れることが多い.本県では,1980 年に三国町で4 羽が確認されたが,それ以外は1 羽のみである.1996 年12 月に金津町の蓮ケ浦で観察された個体は,その直前に加賀市の鴨池で記録されており同じ個体と思われる.ほとんどの場合,埋め立て地,干潟,内陸の海水域,湖沼,河川,水田など,比較的海に近いところで見られるが,1983 年10 月には比較的内陸の福井市久喜津町でオス個体1 羽が確認されている.浅く水につかる砂泥地で頭を水の中に入れて歩きながら啄んだり,逆さになって水底の草や種子,昆虫類などを採食する. | ||
保護の現状 と留意点 | 現在,「鳥獣保護法」により本種の捕獲,飼養,譲渡などが規制されている.カモ類の生息環境を保全することが大切である.また,事前に,その他の種も含めた湿地性の大型の希少鳥類の飛来に対する「対応・保護マニュアル」を作成しておくことも重要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) 出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課発行) |