| |||
| |||
名 称 |
トワダオオカ | ||
---|---|---|---|
学 名 |
Toxorhinchites (Toxorhinchites)towadensis(Matsumura) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
ハエ目カ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:小池(56),若狭町(旧三方町):常神(1015),御神島(1016),高浜町:音海(1156) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長約10mm ,翅長約8mm で,日本産の蚊の中の最大種.雌雄ともに吸血性はなく,花蜜などを吸う.幼虫は樹洞内の溜まり水に発生し,他種のボウフラを捕食する益虫として知られる.北海道から屋久島まで広く分布するがまれで,自然度の高い地域で発見される.県内では,1985 年の時点で,大野市小池,三方町常神,高浜町音海で記録されていたが(福井県自然環境保全調査研究会昆虫部会,1985 ),今回の調査で,三方町御神島にも生息することが知られた.どの場所も,人の手があまり入らない自然のよく残された地域である. | ||
保護の現状 と留意点 |
幼虫の生育場所から察せられるように,古い樹木の残る原生的な自然環境を保つことが,この種の保護のためには必要と考えられる. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |