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名 称 |
アルプスニセヒメガガンボ | ||
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学 名 |
Protoplasa(Protanyderus)alexanderi Kariya | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
ハエ目ニセヒメガガンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:上小池(56) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長約7mm ,翅長約11mm .体は一様に褐色で,透明な翅には顕著な黒褐色の斑紋がある.脚は黄褐色,腿節末端は濃色である.原始的な双翅類の一種で,本州中部の山地に分布するまれな種である.福井県では,1995 年8 月に大野市上小池で初めて1 個体が採集されたが,これは,夜間,灯火に来たものであった.生きているこの虫の姿は,双翅類というよりも,むしろ,蛾の一種のように見える. | ||
保護の現状 と留意点 |
全国的にはまれな種とされ,県内の生息個体数も少ないと考えられる.幼虫,成虫を通じたこの種の生態は全くわかっておらず,具体的な保護策は立てられないが,上小池周辺の自然環境の保全が重要であることは言を待たないであろう. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |