福井県みどりのデータバンク すぐれた自然データベース
昆 虫 類
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名   称 アヤヘリガガンボ
学   名 Dolichopeza (Nesopeza)geniculata(Alexander)
分 類 1 昆虫類
分 類 2 ハエ目ガガンボ科
位   置
(2kmメッシュ番号)
福井市:一乗城山(442)
選定理由 希少種
区   分 B(県レベルで重要なもの)
解   説  小形のガガンボで,透明な翅の前縁に独特の黒褐色の模様を持つ顕著な種である.体長,翅長ともに10mm 前後で,黄褐色の胸部に黒褐色の腹部を持ち,脚は黄白色,腿節と脛節の末端が褐色になっている.ユウレイガガンボやオオユウレイガガンボと同属の近縁種である.日本中に広く分布するが,個体数は少ない.福井県におけるこのガガンボの採集記録は,1994 年6 月に,一乗城山で1 個体があるに過ぎず,かなりまれな種と考えられる.
保護の現状
 と留意点
 アヤヘリガガンボの生態については,全くわかっていない.まれな種だけに,自然の多様性の保持を心がけることが,絶滅を防ぐために必要である.





(C) 福井県自然保護課
出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行)