| |||
| |||
名 称 |
スネケブカヒロコバネカミキリ | ||
---|---|---|---|
学 名 |
Merionoeda hirsuta (Mitono et Nishimura) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
コウチュウ目カミキリムシ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧河野村):糠(858),高浜町:青葉山(1167) | ||
選定理由 |
希少種、分布限界種、生態学的に貴重なもの | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
本州(山梨,静岡,愛知,近畿・中国地方),四国,九州に分布する.県下では,河野村で1 例記録されているのは北限の記録であろう.その他には高浜町青葉山,大飯町大島半島で記録している.後者では4 年の経過を見て同一場所で割合多数採集され,アカメガシワに訪花していた.南方系のカミキリでこれからも北上を続けることが予想される.寄主植物としてネムノキが知られているが,この木には大形のアオスジカミキリの寄生もあり競合が強いかも知れない. | ||
保護の現状 と留意点 |
ネムノキが寄主植物で,リョウブやカラスザンショウの花には訪花吸蜜に来ている.この時期の花を丹念に調査する必要がある.ネムノキは寿命の永い樹種ではなく,アオスジカミキリの寄生もあるため,今後産卵時期等の精査が必要と考える. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |