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名 称 |
イノウエホソカタムシ | ||
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学 名 |
Antibothrus morimotoi Sasaji | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
コウチュウ目ムキヒゲホソカタムシ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧南条町):牧谷(565),寺谷(565) | ||
選定理由 |
希少種、分布限界種、生態学的に貴重なもの | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
同族はロシア沿海州での記録があるが,日本ではまれな種である.1997 年に「ESAKIA 」に新種として記載された.これまでに,福井県の他には三重県で採集されているのみである.本県の場合は広葉樹林での昆虫相調査用トラップで採集されたが,採集数は少なく最初の採集以後においても1 頭採れたのみである. | ||
保護の現状 と留意点 |
この属は昆虫の天敵としての役割が多いと考えられるため,寄生種が多いと考えられる時期に情報を多く取る必要がある.未だ情報が少ないため詳しいことは解りかねるが,県内での分布も限られた場所での確認があるのみである. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |