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名 称 |
エゾエンマコオロギ | ||
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学 名 |
Teleogryllus yezoemma (Ohmachi et Matsuura) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
バッタ目コオロギ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
三国町:三里浜(776) | ||
選定理由 |
分布限界種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
エゾエンマコオロギは,福井県内で草地を中心に普通に見られるエンマコオロギに大変よく似たコオロギであるが,顔面の眉状斑の違いで区別することができる.砂利のある川原の草地や海岸砂丘地帯の草地に生息している.北方系のコオロギで,日本での分布は北海道,本州となっている.福井県内では「福井県昆虫目録」(1985 )の三国町三里浜の記録があるだけで,それ以外の地域からは全く発見されていない.三里浜ではエンマコオロギに混ざって本種が見られるという.太平洋側では東京都,日本海側では福井県まで見られ,三里浜は日本海側における分布南限となっている. | ||
保護の現状 と留意点 |
本種は、福井県内では三国町三里浜周辺の松林から採集されているだけである。しかし当該地域は、全国的に急激に減少してきている自然の砂浜海岸であり、周辺部の松林を含めた砂浜一体を保全地域とし、開発や車等の乗り入れを規制するなど、積極的な保護対策が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |