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名 称 |
マツムシモドキ | ||
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学 名 |
Aphonoides japonicus (Shiraki) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
バッタ目マツムシ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
高浜町:音海(1156) | ||
選定理由 |
分布限界種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
マツムシモドキは,本州,四国,伊豆七島に分布する体長12 〜18mm のマツムシ科に属する昆虫である.福井県の近くでは岐阜,三重,京都,奈良,大阪,兵庫などの府県から記録されており,福井県が分布北限となっている.バッタ目の他の多くの種と異なり,林の中の樹上にすむため,発見が難しい.県内では「福井県昆虫目録」(1985 )に高浜町音海の記録しかなく,それ以後も長田(1986 )の同地域からの記録があるだけである.普通のバッタ類の採集法ではなかなか得にくいが,甲虫類の採集によく用いられるビーティング法を用いると,他地域からも採集できる可能性がある. | ||
保護の現状 と留意点 |
本種の福井県における記録地は1 ヶ所のみで,県内での分布状況や生息地の環境状態を把握するところまでは至っていない.採集地の高浜町音海については,現在の環境をできるだけ維持していく必要がある. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |