| 殻高3.5mm、殻径5.5mm、螺層5・1/2層。前種に酷似した形状で、体層周縁に |
| やや弱い角しかなく臍孔がわずかに窪む。軸唇は基部で少し広がる。広い半月 |
| 状の殻口唇縁は薄く鋭くもろい。軟体部も背部が灰白色で口器は桃色。第1回 |
| 調査の報告書のキョウトシタラガイとして報告したものには、前述のように精査 |
| の結果、本種が含まれていたことが判明している。県内では海岸地域から山地 |
| まで、腐葉土の堆積した所に生息する。しかし、混生することはない。また、県 |
| 内採集の未同定品の中に窪田目録(1933年)に記載されるSitalinacircumcincta |
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