福井県みどりのデータバンク動物目録(爬虫類)


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ニホンカナヘビトカゲ目カナヘビ科

Takydromus tachydromoides


本種の分布地

九州、四国、本州、北海道と周辺の島々、伊豆大島、神津島、諏訪之瀬島まで

解説

 県内では、トカゲより活動気温が低く、発見頻度は高く、平野から山地に

かけてのやぶと草地の入り交った所に住み、草木を隠れ場や休憩所に利

用する。特に、日光浴をしている時に良く人目に付く。 全長18〜20cm、

ニホントカゲに似るが、ずっと細く、尾は全長の2/3強、身軽なトカゲで、

草や小さな木にもよく登る。鱗にはキ−ルがあるため、一見かさかさした

鱗を持ちより乾燥に適応している。春から夏にかけ、1回に2〜4を年3回

ほど産卵する。親は世話をしない。

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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)