福井県みどりのデータバンク動物目録(爬虫類)


12  
シマヘビヘビ目ヘビ科

Elaphe quadrivirgata


本種の分布地

北海道、本州、四国、九州、国後島、飛島、粟島、佐渡島、見島、伊豆大島、

利島、新島、神津島、大隅半島、隠岐島、壱岐、五島等

解説

 各県の報告書をみると、蛇類中アオダイショウが一番多く確認されてい

るが、本県ではこのシマヘビがヤマカガシについで発見数が二番目に多

い。県内平地から山地まで幅広く分布している。アオダイショウが、全く蛇

類を食べないのに対して、シマヘビの食性は主に両棲類と爬虫類である

が、鳥や小型の哺乳類等、時には小型のマムシやヤマカガシまで色々な

動物を食べる。シマヘビには色彩変異が多いが、黒化型はカラスヘビとし

て知られているが、今回、今立郡池田町の松ケ谷で確認された。個体数

は少ない。(他にヤマカガシの黒化型も採集している。)色彩以外は特に

シマヘビと変わらない。全長80〜150cm、光彩が赤っぽく、瞳が楕円形に

なる。体色は黄褐色から褐色で、首と胴に四本、尾部に二本の縦縞が明

瞭に出る。気性が荒く、咬みつくこともある。無毒。

12 / 21 ページ



出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県の両生・爬虫類・陸産及び淡水産貝類目録」(1985年3月 福井県自然保護課)