| 本州、四国、九州、隠岐島、見島、壱岐、対馬、五島列島等の島々 |
| イシカメは平地から山麓にかけての「里の川や池」あるいは「田園」のシ |
| ンボルの一つであったが、近年、水の汚染、河川や池沼のコンクリ−トに |
| よる護岸、農薬や化学肥料の大量野生のカメの生活場所が奪い取られ |
| ている。今回の調査でも県内ではほとんどの渓流、池沼水系で生息が確 |
| 認され、イシガメにとっての自然はまだ保全されていると言える。 日本固 |
| 有種、背甲は茶褐色から褐色で、中央に不連続な一本のうねがあり、背 |
| 甲の後縁がギザギザしている。六月頃、雌が水辺の湿った土に穴を掘り |
| 楕円形の白色の4〜10個を産卵し、後肢で土を埋め戻す。 |
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