-
●種の特性
-
全長40〜60cm の小型で地味なヘビ.背面は淡褐色から茶褐色で頸部に黄色い斑紋がある.腹面は薄クリーム色で,腹板の端には小黒斑が並ぶ.
水辺や多湿な環境を好むため,食性はカエル,オタマジャクシ,小魚,ミミズであり,おとなしいヘビで無毒. 地上性.
-
●生息状況
-
本州,四国,九州,佐渡,隠岐,壱岐,五島,屋久等に分布.県内では低山地の森林に生息し,山地とそれに続く田園地帯や小河川に多い.
-
●存続を脅かす要因
-
里山周辺の圃場,農業用水路整備や道路建設等により生息地が直接的に改変されることが主な要因.餌となる水辺の小動物が減少しているのも一因である.
-
●参考文献
-
千石正一.1979 .原色ー両生爬虫類,206pp .家の光協会.
福井県.1998 .福井県の両生類・爬虫類・陸産貝類目録.141pp .福井県.
|