-
●種の特性
-
体長6 〜11mm ,翅長8 〜15mm の,一見,ガガンボによく似た大型のアミカ.
春から初夏にかけて山地渓流周辺に現れ,ガガンボなどを捕食する.幼虫は腹面に吸盤を持ち,急流中の岩石に吸着して生活している.
-
●生息状況
-
本州,四国,九州に分布が知られている.
県内では,福井市の深谷と一乗城山で記録されているに過ぎないが,各地の山地渓流域に広く生息していると思われる.しかし,個体数は多くない.
-
●存続を脅かす要因
-
河川の源流域,渓流域における自然林の伐採や道路工事,護岸工事などによる河川環境の変化が,本種の地域的な絶滅を引き起こす可能性は高い.
-
●参考文献
-
枝重忠夫.1965 .双翅目アミカ科.原色昆虫大図鑑V:193- 194 .北隆館.東京.
|