福井県みどりのデータバンク
動物目録(陸水生貝類)
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イシガイ
二枚貝綱
イシガイ目
Unio nipponensis
イシガイ科
分布
中国、日本、シベリア
解説
ドブガイについで、地方型変異が多い。殻長60mm、殻高28mm、殻幅20mm内外
の長卵形で殻頂部はよく膨らむ。幼貝では黄色で殻頂部にマツカサガイのように漣
状の顆粒があり、成長と共に消え、黒褐色となる。県内の三方湖や、大きい河川の
砂泥底、砂礫泥底に生息する。県立武生高校の北側を流れるコンクリ−ト用水路
には、上流に泥質底のワンドがあり、常に小砂礫、砂泥が流入するため、イシガイ
の生息には適した環境となっている。毎年、春の河川清掃の折り大量のイシガイが
見つかる。保全する必要のある小川である。
生息記録がある水系
九頭竜川本流(第1,2回調査)
佐分利川(第1,2回調査)
三方湖(第1,2回調査)
耳川(第2回調査)
浅水川(第1,2回調査)
足羽川(第1,2回調査)
竹田川(第1回調査または過去の記録)
南川(第1,2回調査)
日野川(第1,2回調査)
北川(第2回調査)
笙の川(第2回調査)
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出典「福井県の陸水生物」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)