T 環境保全活動促進事業
1 研修会・交流会等の開催
(1)ふくい環境シンポジウム
環境保全活動の普及とパートナーシップの拡大を図るため、「環境シンポジウム」を県ならびに地球温暖化防止活動推進センターとの共催で開催した。
19年度は、「地球温暖化」をテーマに、国際的な動向を踏まえ、日本が進むべき方向性についての講演と、地域での身近な取組みのモデルとなる事例発表を行った。
開 催 日 平成19年11月14日(水)
場 所 福井県国際交流会館 多目的ホール
内 容 @記念講演
講 師:(独)国立環境研究所 研究員 久保田 泉 氏
テーマ:京都議定書第一約束期間後の国際枠組みと日本の地球温暖化抑制策
A「わがまちLOVE・アース」コンテスト
地域で進めている地球温暖化防止活動の福井県代表を決めるコンテストを実施
発表団体:ベロタクシー敦賀パートナー、潟潟Rー福井事業所、福井市、環境パートナー池田、エコ大虫生ごみリサイクルの会、村上重明&和子
参加人数 約150名
(2)環境活動リーダー育成講座
環境学習や環境保全活動の中心となる人材の育成に寄与するため、具体的な活動を展開するために必要な知識や手法を学ぶ講座を開催した。
19年度は、「里地里山の保全」をテーマに、講義と現地での体験活動や活動団体との交流により、地球温暖化防止や生態系の保全について理解を深めた。
延べ92名の参加があり、全日程受講された6名の方には修了証を授与した。
講座 |
開催日・場所 |
テーマ |
講 師 |
参加人数 |
第一回 |
10月3日(水) ふくい県民活動センター |
温暖化防止に向けた「森林の楽校」の取組み(講義) |
NPO法人JUON(樹恩)NETWORK 事務局長 鹿住 貴之 氏 |
25名 |
第二回 |
10月17日(水) ふくい県民活動センター |
里山保全と温暖化防止〜日本型環境教育という視点〜(講義) |
NPO法人里山倶楽部 理事 新田 章伸 氏 |
32名 |
第三回 |
10月27日(土)〜28日(日) (宿泊) 老左近集落・流星館 (おおい町名田庄納田終) |
廃村集落の保全活動と持続可能な社会に向けてのアピール方法(実習) |
NPO法人森林楽校・森んこ |
9名 |
第四回 |
11月4日(日) しらやま地区 (越前市菖蒲谷町) |
里地里山の実態と維持方法を地域の方から学ぶ(実習) |
越前市しらやま振興会 |
16名 |
第五回 |
11月25日(日) ふくい県民活動センター |
環境パートナーシップ交流会企画づくり 講座のふりかえり (演習) |
ノーム自然環境教育事務所 代表 坂本 均 氏 |
10名 |
(3)環境パートナーシップ交流会
県内で熱心に環境活動に取り組んでいる企業(団体)の取組みを踏まえ、参加者間の意見交換や情報交換を行い互いの連携を図るため、交流会を開催した。なお、今回は環境活動リーダー育成講座参加者の中から有志により実行委員会を結成し、事業内容を企画するとともに当日の運営を行った。
開 催 日 平成20年2月16日(土)
場 所 越前市福祉健康センター 多目的ホール
内 容 @基調講演
講 師:福井工業高等専門学校環境都市工学科 准教授 奥村 充司 氏
テーマ:みんなで考えよう!?安全安心を支えるふくいの環境保全活動
−健全な地域を目指して−
A企業(団体)事例発表
潟潟Rー福井事業所、ハスプロジェクト推進協議会、福井県民生活協同組合、市民共同発電所、日鉱敦賀リサイクル梶A菜の花公夢典
Bグループ別分科会
発表団体を交えた3つのグループに別れて、さらに参加者間の意見交換を深めた
参加人数 約75名
(4)環境バスツアー
環境に対する先進的な取組みを見学し、一人ひとりが様々な角度から環境について考えていただくことを目的に「環境バスツアー」を実施した。
開 催 日 平成19年11月16日(金)
見学場所 富山市エコタウン 等
参加人数 32名
内 容 富山市における人と環境にやさしいまちづくりの取組みを見学
・富山市のLRT(次世代型路面電車システム)の導入による公共交通を軸としたコンパクトシティの取組みの視察
・ライトレールに乗車し、実際に体感
・循環型社会推進の拠点施設「エコタウン」において、廃食用油リサイクル施設と木質系廃棄物リサイクル施設を見学
2 環境アドバイザーの派遣
会員企業が開催する研修会に、「福井県環境アドバイザー」を派遣した。
派遣回数 1回
派遣企業 福井日本電気
3 環境保全活動の啓発
(1)「クリーンアップふくい大作戦」(季節ごとに年4回)を県・市町等とともに主唱し、会員に参加を呼びかけた。
(2)県等と連携し、「LOVE・アース・ふくい」の普及啓発を行った。
4 環境情報の提供
県内で活動する環境保全団体等の情報やイベント情報を収集し、情報紙で紹介するとともに、ホームページやメールマガジンにより発信した。
U 情報紙発行事業
環境問題に関する特集記事の掲載、企業・ボランティア団体等が行う環境保全活動および協議会の事業内容などを紹介する情報紙を定期的に発行した。
発行回数 4回(7月、10月、1月、3月)
発行部数 各3,200部
配 布 先 協議会会員、小・中・高等学校、図書館、公民館等
特集内容 第51号「歴史的文化的環境の保全」
第52号「農村の環境保全機能と地産地消の推進」
第53号「エコドライブのすすめ」
第54号「身近にできる地球温暖化防止活動」
V 表彰事業
環境保全活動のより一層の推進を図ることを目的として、環境保全活動に関し、地道にたゆまぬ努力を続けている個人、団体、学校、企業で、その活動が賞賛に値する方々に会長賞を授与した。
○表 彰 者 個人の部 3名、団体の部 4団体、学校の部 3校、企業の部 1社
○表 彰 式 平成19年11月14日(水) 「ふくい環境シンポジウム」にて
W 普及広報事業
協議会の活動目的、事業内容等を県民に広く周知し、新規会員を獲得するため、「ふくい環境シンポジウム」において、マスメディアとの連携により広報活動を充実するとともに、越前町長須浜で実施された「クリーンアップふくい大作戦」において、参加された方々に花の苗を配付することにより、環境美化活動の推進を呼びかけた。
X 会議等
下記のとおり会議を開催した。
1 総会・講演会
開 催 日 平成19年6月7日(木)
場 所 福井商工会議所ビル 国際ホール
内 容 @総会 平成18年度事業報告および収支決算報告について
平成19年度事業計画(案)および収支予算(案)について
役員改選について
A講演会
講師:京都大学名誉教授 内藤 正明 氏
演題:『美しい星50』を真に実現するために 〜脱石油社会のビジョンとシナリオ〜
2 役員会
開 催 日 平成19年6月7日(木)
場 所 福井商工会議所ビル 6階 G会議室
内 容 総会提出議案について
3 企画委員会
第1回 開 催 日 平成19年4月25日(水)
場 所 AOSSA 707会議室
内 容 平成19年度総会の開催について 他
第2回 開 催 日 平成19年7月27日(金)
場 所 AOSSA 707会議室
内 容 環境活動リーダー育成講座、環境バスツアーについて 他
第3回 開 催 日 平成19年10月12日(金)
場 所 AOSSA 707会議室
内 容 ふくい環境シンポジウムについて 他
第4回 開 催 日 平成20年3月18日(火)
場 所 AOSSA 707会議室
内 容 平成20年度事業について 他
4 表彰選考会
開 催 日 平成19年10月22日(月)
場 所 AOSSA 706会議室