| Fluviocingula elegana | ゴマツボ科 |
| 福井県RDBカテゴリー: 県域絶滅危惧U類  |
| 本州、四国、九州の潮溜(模式産地:山口県小野田市) |
| 1996年9月14日に美浜町久々子の山村広場の野球場南の水深1m前後の水草 |
| にからんでいる多数の個体が確認され、その後1997年5月と9月に継続観察して |
| 本種は、1962年に発行された福井市自然史博物館所蔵“貝産標本目録”にもなく |
| 、第1回の調査でも確認されていらず、福井県での新分布地発見と期待したが、 |
| 本種は、1957年のVinus18(2)の黒田の論文中に記載されていることが判明した。 |
| これによると、寄生虫学者浅田準一郎博士により発見され、当時の瀬戸内海、大 |
| 分、山口、広島 、岡山、大阪、和歌山県、京都、福井、石川、秋田などの日本海 |
| 側の半鹹水域にむしろ普通な巻貝で、蓋や歯舌の形式からワカウラツボと共にゴ |
| マツボ科に属する。ワカウラツボに比べて、殻皮の色彩が異なること、蓋の内側に |
| 肋状付属物が存在しないことも大きな相違点であると記載されている。第2回の調 |
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