| Megalobatrachus japonicus |
| 環境省RDBカテゴリー: 準絶滅危惧(NT) 福井県RDBカテゴリー: 県域絶滅危惧T類  |
| タイリクサンショウウオと共に、現世の両生類では、世界最大のものであり、極め |
| て貴重な動物として、国の天然記念物に指定されている。 本県では、嶺南地方の |
| 大きな河川の上流域に自然分布しているが、個体数は少ない。嶺北地方では数地 |
| 点で確認された記録や口伝があるが、人為分布か自然分布かは不明である。身体 |
| は太く、頭部も大きく、小さないぼ状突起がある。口はすこぶる大きく目ははなはだ |
| 小さい。体色は茶褐色で、黒褐色の斑紋を持っている。四肢は短く扁平で頑丈そう |
| に見える。河川の岸に穴を掘り、日中はここに潜み、夜間に活動する。サワガニを |
| 好み、魚類、カエル類等の小動物を捕食する。若狭では、モクズガニ採りの金網籠 |
| 中のカニをねらって入り込み捕獲された例がある。最近の生息確認記録はない。 |
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