森林の問題についての現況
- 世界人口の4分の3は、エネルギーを木材に依存している。
- エチオピアでは、毎年10万〜20万haの森林が切り倒されている。
しかし、それでもなお2億人以上が調理用の木材に不足している。
- 森林破壊は数多くの環境破壊をもたらす。例えば、地域の降雨パターンを変え、
土壌侵食を加速し、河川の氾濫の原因となり、何百万種もの植物、動物、昆虫を
絶滅の危機にさらす。
- 地球上の陸地の23%は熱帯林である。しかし、それは毎年460万haの割合で
失われている。アジアでは、毎年220万haが失われており、
ラテンアメリカ・カリブ海地域では、毎年190万ha、
アフリカでは毎年47万haが失われている。
- 湿潤性落葉樹林については、毎年約610万haが失われている。
最も広範囲に失われているのは、毎年320万haが失われているラテンアメリカ・
カリブ海地域である。
- 乾燥性落葉樹林については、毎年180万ha以上が失われている。
そのうち、40%をスーダン、パラグアイ、ブラジル、インドが占める。
- 高乾燥性樹林については、毎年34.1万haが失われている。最も著しいのが
スーダンで毎年8.1万ha、次いでボツワナの5.8万haである。
- 世界の砂漠林のうち、毎年8.2万haが失われており、メキシコとパキスタンで
その60%を占める。
- 丘陵・山地林については、毎年250万haが失われており、そのうち
64万haはブラジル、37万haはメキシコ、15万haはインドネシアで失われている。
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