エネルギーの問題についての現況
- 世界中の商業エネルギーの約72%を先進国が消費され、残り約28%を開発途上国が消費している。
- 世界全体でみると、人々は、水力と原子力を合わせた以上にバイオマスに
エネルギーを依存している
- 世界資源研究所(WRI)によれば、アフリカにおける1人あたりのエネルギー消費量は世界平均のたった20%である。
- ヨーロッパでは、エネルギー消費量は、世界平均の2.3倍、米国では5.4倍である。
- 開発途上国におけるエネルギー需要は、過去20年間、年率4.7%で増加し
ている。
- 今後30年間に、世界のエネルギー需要は50ないし60%増加するであろう。
その大部分は開発途上国における、工業化、生活水準向上、都市化、および、
増大する人口のニーズに対処するために生じるであろう。
- 開発途上国における二酸化炭素(CO2)排出量が世界全体に占める割合
は、1985年の26%から、2025年には44%に増大するであろう。
- 世界資源研究所(WRI)によれば、開発途上国のエネルギー消費は、
2年間で償却可能な投資を行えば、25%にも達する量を節約可能である。
- アフリカエネルギー研究所の調査によれば、ケニアの一般家庭では、
使用中でない器械を止めることで、10%のエネルギー節約が可能である。
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