【まえがき】
1992年のリオ会議(地球サミット)の時には、各国が提出した
環境レポートを全部家に持って帰るには、トラック1台を必要としたでしょう。
しかし、今ではインターネットやCD-ROMのような電子媒体によって、
情報をよりコンパクトに、より容易に伝えることが可能になりました。
そしてさらに、これらの情報を標準化し、整理し、
よりわかりやすくしようという努力が続けられています。
UNEP(国連環境計画)は、EEAやPHAREなどの国際機関と協力し、
中欧、東欧およびNIS諸国(新独立諸国)における環境情報ネットワークを充実して、
環境情報が政策決定者や立案者、および一般市民にとってより身近なものとなるよう
努力してきました。
その活動の成果として
この実際的な手引書:「環境レポートホームページ作成のためのクックブック」
を添付したCD-ROM:「環境レポートサンプル集」が完成しました。
CDの中の文書は、過去6年間の環境情報マネジメントの進歩を示しています。
それは利用可能な最新の成果品のサンプルであり、
うまく構成され、分野横断的でかつわかりやすい環境情報が
どのようなものであるかを明瞭に示しています。
残る課題は、これらの情報をいかに行動に結びつけるかです。
Arendal, June 5, 1998
|