【パートナーシップ】
環境レポートが広く受け入れられ、かつ質が高いものであるようにするためには、
まず、レポートの主な利用者や情報提供者とのパートナーシップを確立することが
先決です。
パートナーとのネットワークは、
利用者のニーズの把握とデータの確保、また、
内容に関する助言や質の確保に役立ちます。
重要なパートナーを選定し、適切な協議の場を設けましょう。
それは、例えば、定例の打ち合わせ会や検討会、あるいは継続的なアドバイザー
グループの設置などです。
環境レポートを公式なものとするためには、行政機関の支援を得ることが重要です。
【チーム】
レポート作成チームは、独立したグループであっても、
ネットワークの事務局であっても、進行管理や監修、編集の責務を担います。
たとえいくつかの作業を外注するにしても、このチームは、
環境解析、データ処理、文書作成、作図、デザイン、
そしてホームページ構成の心得があることが必要です。
外国語の知識も有用です。
【資源と計画】
レポート作成は、プロジェクト進行管理の観点で始めましょう。
適切な作業計画や資源の配分が成功の鍵です。
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◆重要なパートナー (国レベル)
環境官庁
統計局
分野別所管庁
地理院
地質調査局
森林局
大学
公共機関、NGO
民間部門
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◆環境レポートの沿革
1970s | 米国、日本、OECD
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1985 | アジア太平洋地域-ESCAP
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1992 | UNCED、アジェンダ21
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1993 | 北欧指標レポート
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1995 | 欧州環境庁Dobrisレポート
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1996 | Web版-オーストラリア(NSW)、カナダ、ノールウェイ
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1997 | UNEP GEO-1
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参考:
pp.28-29の環境レポートリンク集
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