【作業時間の短縮技術】
画像作成ツールの活用によって、環境レポートの継続的、効率的な更新が
可能になります。
このツールを活用するには、プロジェクトを長期的に捉え、
再実行を考慮した作業を最初から行うことが重要です。
テンプレート・ライブラリを作成し、コンピュータに蓄積しておくと、
あとで複数の目的に利用することができます。
最初の作成過程では、画像部品の作成に時間をかけます(例えば、背景図として
使用されるベースマップ、カラースケール、記号、変数セットなど)。
そしてこれらの部品をライブラリに論理的に蓄積し、将来、テンプレートとして
容易に活用できるようにします。
既存の部品を活用し、部品を次々と新作しないようにすることで、
作業時間を節減し、画像表現に一貫性を与えることができます。
部品集であるライブラリは作成過程を通じて次第に充実し、
結果的に画像作成は、複数の部品を組み合わせて完成図にするという作業に
単純化されます。
レイヤーの重ね合わせは、多くの画像ソフトが有する機能であり、
便利なテンプレートとして利用できます。
例えば、棒グラフを作り出すテンプレートは少なくとも5つのレイヤーの
重ね合わせで構成されます(グリッド、x-y軸、変数セット、棒、残りの部品)。
ハードディスクのファイル構造も、論理的、効率的に
組織化されるべきです。
そうすれば、他の何百、何千というファイルに埋もれてしまうことなく、
特定のファイルを容易に探し出すことができます。
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