区分 | 調査地域 | これまでの取り組み | 今後の取り組み | |
調査結果と評価 | ||||
環境 | 大気 | 安島周辺 5地点 |
・漂着直後、一時的にやや高い濃度が認められたが、以降一般環境と同レベルとなった。 | 調査終了 |
水質 底質 | 全県域26 〜30地点 |
・油分は低レベルの濃度もしくは不検出であり、油処理剤は全地点とも不検出であった。 しかし、油分および重油含有成分が検出された地点があるため、調査を継続する。 |
継続調査 | |
自然 | 水鳥 | 県下全域 | ・水鳥の保護、洗浄、リハビリ、放鳥を実施した。 | 一般の傷病鳥獣として対応 |
植生 | 雄島、三里浜 の2地点 |
・一部、海浜植物への重油付着が認められたが、その生育への影響については、継続調査を行う必要がある。 | 継続調査 | |
水産 | 磯根資源 | 全県域20地点 | ・漁場における重油は、水中部ではほとんど確認されなかった。 ・イワノリは油に覆われ、ほとんどの地点で商品価値がなくなっていると認められた他、一部の地区の潮間帯や潮上帯で動物の種類数の減少や海藻の変色がみられた。 ・全体としては、サザエ、ウニ等水産生物の個体数に著しい変化はみられず、食味テストでも油臭は感じられなかった。 ・また、国が実施した水産生物の油成分分析結果でも、魚類、貝類、海藻類について明瞭な油分の蓄積は認められず、油処理剤についても、含有量は油の漂着していない地域と同程度であった。 ・サザエ、ウニ等の生育・成熟や繁殖、餌生物の状況等については、さらに継続した調査が必要である。 |
継続調査 |
廃棄物 | 回収油 | 県下全域 | ・6月11日までに約18,800klが回収され、海上災害防止センターにより広島県の処理業者などへ搬出された。 | 適正処理の指導 |