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名 称 |
ヒメハスオビガガンボ | ||
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学 名 |
Pedicia(Pedicia)gaudens Alexander | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
ハエ目ガガンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
福井市:深谷(661) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
体長20 〜23mm ,翅長19 〜20mm の大形種で,灰黒色の胸部と,尾端部のみ黒くなった橙黄色の腹部を持つ.褐色がかった透明な翅には,前縁脈と横脈に沿って幅の広い褐色の模様があり,顕著な見かけの美しいガガンボである.本州と九州の山地に分布するが,多くない.県内では,福井市深谷だけで記録されていて,4 月下旬から5 月上旬にかけて源流域の林の中を歩くと,たいてい,このガガンボを目にすることができる. | ||
保護の現状 と留意点 |
深谷では決してまれな種ではなく,同様の自然環境は県内各地に見られるので,このガガンボも広く分布しているものと思われる.しかし,生息域は河川源流域に限られるために,そのような地域の自然林伐採などによる環境の改変が,この種の地域個体群の存続に,大きな打撃を与えることになる. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |