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名 称 |
ヤマトバッタ | ||
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学 名 |
Aiolopus japonicus (Shiraki) | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
バッタ目バッタ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
三国町:三里浜(776),福井市:三里浜(777) | ||
選定理由 |
生態学的に貴重なもの | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
ヤマトバッタ(=ヤマトマダラバッタ)は体長30 〜35mm で,海岸の砂浜に生息するバッタである.白っぽい地色に暗褐色の斑紋を持ち,周囲の砂に対して見事な保護色をつくっている.分布は本州,四国,九州で,8 〜10 月にかけて海岸地域の砂浜で見られる.福井県内で知られている生息地は,三国町から福井市北部にかけての三里浜のみであるが,海岸の砂浜を注意深く捜せば,他の地域からも発見できる可能性がある. | ||
保護の現状 と留意点 |
ヤマトバッタは,海岸地域の砂浜のみに生息するバッタで,開発や浸食等で自然の砂浜海岸が減少するのに伴い,全国的に減少してきている.過去の記録はあるが,最近は全く見られなくなった地域も多く,神奈川県では絶滅種とされている.福井県内では,三里浜における個体数は少なくないが,砂浜の開発や車などの乗り入れに伴い,今後急激に減少していく可能性がある.本種の保護には,自然状態の砂浜を維持するしかなく,今後の砂浜の利用には,現在の状態が将来も維持できるよう,十分な配慮が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |