福井県みどりのデータバンク動物目録(陸産貝類)

柄眼目
22  クチマガリスナガイ スナガイ科 
Bensonella plicidens

環境省RDBカテゴリー: 準絶滅危惧(NT)
福井県RDBカテゴリー: 県域絶滅危惧U類 
分布
本州、四国、九州〔石灰岩地〕
解説
 殻高2.3mm、殻径1.6mm、螺層5層の微小貝。螺塔は円錐形で殻口がラッパ
状に広がり内側に多くの歯状突起がある特異な貝。第2回調査では、敦賀と小
浜の2ケ所で採集できた。敦賀の金ケ崎城址公園の記念碑の石灰岩の露出し
た落葉の堆積した所と、小浜市堅海では廣峰神社のタブの根元の細粒の土混
じりの腐葉土の堆積した下に生息していた。石灰岩地の特産種で群棲すること
が多いと言われるが、小浜の堅海神社はそうでもない。福井県産陸貝としての
新生息種である。
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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)
出典「福井県レッドデータブック(動物編)」(2002年3月 福井県福祉環境部自然保護課発行)