福井県みどりのデータバンク動物目録(陸産貝類)


原始腹足目

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 ヤマキサゴヤマキサゴ科

Waldemaria japonica

分布

本州、四国、九州

解説

殻高10mm、殻径12mm、螺層4・1/2層の微小種。殻は螺塔が低いソロバン玉

状で厚質堅固。白、黄色から赤褐色の殻皮で覆われ平滑。蓋は石灰質で半円

形。県内では普通に見られ、礫混じりの落葉に生息することが多い。1980年に

は鯖江市の文殊山の頂上一帯に密度高く生息していることを経験しているが、

第2回の調査でも1996年に小浜市堅海の廣峰神社のタブ社叢林に1uあたり5

0〜60個体の高密度にこの種が生息していることを確認した。高密度になると個

体は小さくなる。

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出典「福井県の両生・爬虫類・陸産貝類目録」(1998年3月 福井県県民生活部自然保護課)