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●種の特性
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南方系の種で,主として常緑広葉樹の老木に依存している.
常緑広葉樹の洞穴を利用し,夜間に活動していて灯火への飛来も観察されている.
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●生息状況
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茨城県,神奈川県以南のヤブツバキ帯に分布し,タブノキ・シイノキ等暖帯樹林地で採集されている.
福井県内では高浜町,小浜市,名田庄村,三国町で少数記録されている.
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●存続を脅かす要因
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広がりのある暖帯広葉樹帯を持っている地域は神社等の社叢林に依存しているため,分布地域は極端に狭められている.これら社叢林の直接的な改変や人の出入りによる森林環境の間接的な変化が脅威となる.
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●参考文献
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福井県.1985 .福井県昆虫目録.404pp .福井県.
福井県.1998 .福井県昆虫目録(第2 版).556pp .福井県. 石川県.1998 .石川県の昆虫.537pp .石川県.
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