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●種の特性
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灌木林や山地の開けた草地や林縁に生息し,地上近くで昆虫や雑草の種などを食べる.
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●生息状況
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日本では,夏鳥として渡来するが,本州の西部以南では冬期の記録もある.繁殖地は日本のみが知られる.数は少なく,生息地は局地的である.
奥越や若狭の山地で初夏の頃,広葉樹や針葉樹の高い梢でさえずっているのが聞かれるが,数は少ない.秋の渡りの季節には,河川や湿地のヨシ原などの草地に小群で見られることがある. 本県では,まだ繁殖の記録はないが,その可能性は高い.
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●存続を脅かす要因
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山地の過疎化による,集落近くの田畑等の採餌環境の消失,湿地近くの灌木林の減少などが考えられる.
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●参考文献
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福井県.1999 .福井県のすぐれた自然 動物編.452pp .福井県.
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