砂漠化の問題についての現況
- 乾燥地域、半乾燥地域、準湿潤地域において、土地が劣化し、砂漠化が進行している。その要因は、気候変動や人間活動など様々である。
- 砂漠化は、普通考えられているような、既にある砂漠の拡大ではない。
- 砂漠化は、約10億人--世界人口の約6分の1に影響を与えている。
- 砂漠化は、すべての乾燥地域の70%--全陸地の4分の1で生じている。
- 砂漠化は、広域的貧困をもたらし、開発途上国における人口移動の主要因となっている。
- 砂漠化により、世界中の放牧地の73%が劣化しつつある。
- 毎年、地球上の240億トンの表面土壌が失われている。過去20年間において米
国の全農地に相当する量が失われた。
- 砂漠化は、アフリカにおいて特に著しい。アフリカ大陸の3分の2は砂漠または
乾燥地であり、農業用乾燥地の73%がすでにひどく、あるいはかなり劣化している。
- アジアは、砂漠化の影響を受けている土地面積が、どの大陸よりも広い。
--それは14億ha弱である。
- ラテンアメリカの乾燥地の約3分の2は、かなりあるいはひどく砂漠化している。
- 砂漠化で失われた生産量は、世界全体で毎年400億ドル以上に相当する。
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